次の時代のWebライティング

web-expression

情報の書き手として書いて公開して見えてきたこと

情報を書き、いかに公開するか、どうすれば伝わるか、検索されるのかを考え
実際に公開してみて、まったく検索されないで痛感したことが、今の私のバネになっています。
まだ知らない、まだできない、だからこそ燃える。

googleがSchema.orgで示されているように、情報を機械が理解しやすいように書くことで
検索結果一覧に、画像つきで表示されたりする改良が加えられています。

googleの最初ころの検索結果は、被リンクが多いサイトが優位でした。
外部のサイトから多くリンクされているサイトが、支持されているサイトだと判断して検索結果の上位に表示される仕組みになっていました。
しかし、最近のアルゴリズム変更によって、書いてある内容がより精査されて検索結果の一覧に表示されるようになりました。

ここで考えたいのは、googleの検索アルゴリズムに後手後手で対応していくのはスマートなのか?です。
次に検索が目指す理想の形はどんななのか?
それがわかれば、どういう風にサイトに情報を公開し、情報を整理しておくのがベストか予想できそうですよね。

検索を引いて見てみれば、Webの使われ方の一手段

Web標準を規定しているのはW3Cという非営利団体です。
ここで勧告されることが、いわゆるWebの標準です。

今ではスマートフォンやパソコンで、気になったことは何気なく調べられるようになっています。
次は、もっと調べたいことを効果的に調べたいと思うようになってくるのではないでしょうか?

必要な情報を抽出するために、不要なキーワードをフィルタしながら、複数のキーワードに該当する情報を調べる。

より具体的な概念や言葉につながる情報を載せているサイトは、専門的な情報を載せて公開している場所です。
全く知らないことのエントリーではなく、知っていることをさらに深掘りできるサイト。
最新の議論が活発なコミュニティーへつながるサイト。

そうなったら、自分が参加したりして貢献できる可能性が増えて楽しそうですよね。

オンラインサロンやフラットコミュニティはすでに増えている

フェイスブックやツイッターでの、小さいコミュニティが沢山できているのは事実です。
堀江貴文さんはHIUというオンラインサロンを作って、交流の機会を作ったりサポートをされています。
家入一真さん、佐渡島庸平さん、オンラインサロンを作ってコミュニティを運営されています。

すでに、Webは情報を公開するだけでなくさらに次の段階へと使われ方のシフトをしている。
Web上にある情報を検索して使うだけから、さらに持論を持った人が話し合い協力し合いながら
情報の密度や専門性を上げて社会的に何かしらの目的を達成する場所へと形が変わっていってる。

オフライン、スカイプやディスコードで十分じゃね?

コミュニティがあったとして、そこで共有される専門的な情報は、わざわざ公開される必要もない。
有用な情報ほど、オフラインで保存しておいてそれが必要な時に出した方が価値があるのでは?

Web上に出す必要もなく、スカイプやディスコードで話し合ってログが残るからそれで十分なのでは?

確かに、わざわざWeb上で公開する必要もないとも思います。
ただ、自分たちがやっていることに興味を持ってくれる人へ接触できる機会は増やしたいと思うはず。
だって自分が思い描いて何か達成したらそれって嬉しいですよね。

何人かで集まって、目的を持って協力して、できたらそれを誰かに話したくなるのも自然だと思う。
もちろん、心の中にとどめておく方がいいって人もいるかもしれない。

ただ、わざわざオフラインで保存しておいて、それが使われないままコミュニティが消失してしまったり
自分たちの発明だと思っていたものよりいいものが公表されたら、その分誰かに貢献できる可能性をみすみす腐らせることなるとも考えられます。

知りたい人に伝えられるように公開するのが基本

自分が知らない情報が気になって検索する人、より深く興味を持って調べたくて検索する人
自分が参加できる議論の場や、協力したり貢献できるコミュニティを探して検索する人
人それぞれですよね。

初心者に向けた情報を書くことも必要だと思いますし、私もそうしたいです。
同時に、もっと先にもっと深く知りたい人は、より具体的なデータや前例を求めるとも考えられます。

だから、googleの検索アルゴリズムにそう記述と言うよりも、初心者には初心者に向けた書き方、語り方
深く知りたい人には、こういうデータが欲しいだろうって情報を整理して公開しておく。

例として対局になる二つの人物像を書きましたが、もっと右や左や上や下に違った色の人がいるのも確かです。

高度な検索に備えるサイトを作る方がスマートなのか?

SPARQLのような検索に備えてウェブサイトを作っていこうとするのは早すぎる気がします。
そこまで精緻な検索は行き過ぎている感じがするし、マークアップするのが容易じゃないです。

仮にWordPressのようなCMSを使いながらSchemaをゴリゴリにマークアップしても、検索エンジン的にはばえますよ。
確かにそりゃgoogleも盛りに盛ったマークアップなら色眼鏡で見てくれるかもしれないです。

ただ、きっと冷めるはず、加工に加工されたプリクラ画像みたいな情報に冷める時が来る。

やっぱりうす味がヘルシーだと気づくはずなんですよ。
Schemaを使ったマークアップも、できる範囲で少しずつ取り組んでいくのがベストプラクティスだと考えています。

公開する情報も、こういう型で毎回作っていけたらいいなって安心感が湧いてくる時がきっと来ます。
そうしたら、その型に合わせてSchemaでマークアップしていくのが、ダシが効いてておいしい味噌汁みたいに
各家庭の味になっていくと願っています。

それって紛れもない個性、オリジナリティですよね。

開拓者として旗を掲げて前進する

検索される情報か、誰かに伝わる情報かなんて、自分や自分たちなりの考えが柱になって構造の骨になりますよ。
そこにデータや根拠や経験、考察や次の予測が書かれることで肉付けされていく情報になります。

それは自分や自分たちが、理想を掲げて、進んでいく中で感じたりできるものだと信じています。

これからWebがどういう標準を勧告するのか知りませんし、googleがどのように検索のアルゴリズムを変えていくのかも知りません。
開拓者として理想を描いて、旗を掲げながら前進すれば、伝わる可能性は高くなるはずです。
試行錯誤から学べば、望む方向へ向かっていけるはずです。

山があろうと川があろうと、経路を選びながら登ったり、迂回して渡ったりすれば
進む方向へは進めるのも想像しやすいです。

かく言う私も、考えたり悩んだりしながら、こうして嘆きながら共有して前進しています。
あなたと少しでも時間をご一緒できたら嬉しいです。

masaki 2019-10-22 00:10:52