はじめに

love-brain

Webで情報を公開する時の認識

紙媒体指向

オープンデータよろしく、ハンスロスリングよろしく、ティム・バーナーズリーよろしく 公開される情報を規則があって表示されるデータとしてみる紙媒体指向が一般通念として定着している気がする。

つまり、本や雑誌の情報をWebに移植した方が広告効果や人の目に留まりやすい。 だからWebを使う。 そんな紙媒体の一種としてのWebで認識していると、デザインがよければそれでいいと早合点してしまう。 表面だけ。これは美しくない。

紙媒体指向だと、できるのは分厚いノートに便利な索引や検索を付加するぐらいのイメージだ。

空間指向

これはa-q-a.comで情報を置くときに、どうしても階層による整理が欲しくて考えていた時に行き着いた一つのイメージだ。

VR空間のように立体空間の中に家具やものを配置して、それに準じた情報を設置するイメージの考え方を試してみた。 ミニマリスト、こんまりさんや四角さん、山下さんや、佐々木さん、そのような方が伝えてくれたスッキリした部屋のイメージを Webの表現として使えないかと、ふと繋がった時があった。 ここで見えたのは、スキーマを使った検索エンジンに伝えるフォーマットが先に説明した紙媒体指向の延長にあることだ。

街指向

リンクトオープンデータのような、IRIによって場所と情報を定義しよう。 そういう考えにもっとも近いイメージが街指向だ。

場所によってものや機能を作って置いていこうとするイメージ。

図書館なら、本が並んでいる棚があり、本が並んでいて リファレンスカウンターがあって、検索が使える。 ものや機能も定義して使えるイメージ、それが街指向だ。

空間指向的な、空間にあるものや機能やデザインをそのまま文字に書き起こして定義している。 これに画像が動画をつければ、より臨場感への触媒になる。

街指向は、空間指向を包含している。 街は建物を包含しているので。

場所指向やフィールド指向とも言える。 ただそれが地図があって上から俯瞰できるイメージとなると、街が最初に思い浮かんだ。

Linuxコマンドのpwdのように、一つ一つのページは場所としてみられるのでGPSを使って現在いちを示すような サイトのどこにいるかが、googleマップのような地図情報として表示すればより移動している感覚に近くなって楽しい。 パンくずリストよりも、自分がサイトのどこにいるか相対的に把握しやすい。

きっかけ

目的

前提